【剣盾S16シングル 最終1964 / 285位】不死鳥アッキイベルタル

皆様はじめまして、ハタラマと申します。

今回組んだ構築がめちゃくちゃ調子よくて、初最終3桁&自己最高レートを取ることができましたので、構築記事を書かせていただきます。

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【構築経緯】

S15〜S16前半でHBベースの挑発羽タラプバルジーナを使っており、使いながら非常にいろんなポケモンの相手をできると考えていました。

しかし、バルジーナは削りが毒々とイカサマ頼りなので、環境中心のサンダーに対してどうしても引かざるをえず、結果ボルチェンで逃げられて有利対面を作られる、ということが何度もありました。

そのため、同タイプであり必ずしもサンダーに対して引かなくてもよくて、かつ火力と耐久の両立ができるイベルタルに着目しました。毒々は覚えませんが、挑発羽休めを覚えるため、いろんな相手に悪さをすることができ、アッキサンダーの要領で羽休めで粘りながら相手を倒すムーブが強いのでは考えました。

イベルタルが苦手、というより受けることができないポケモンとして、サンダーやザシアン、カイオーガイベルタルが挙げられるため、サンダーに強いバンギ、ザシアンに強いヌオー、カイオーガやゼルネアスに強いナットレイ、積み技対策のシャンデラを採用しました。テテフの採用理由は愛です。笑

 

【コンセプト】

・サイクルを回しながら相手を削る

・相手の展開を阻止し、隙ができたら一気にせめる

・なるべく3体全員を残しながら戦う

 

【個体解説】

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カプ・テテフ@こだわりスカーフ

性格:  臆病

特性: サイコメイカ

技: サイコキネシス/ムーンフォース/リフレクター/光の壁

実数値(努力値): 159(108)-×-101(44)-166(124)-136(4)-158(228+)

HB: 意地悪ウーラオスの「暗黒強打」最高乱数切り耐え

HD: 臆病珠サンダーの「ダイジェット」最高乱数切り耐え

S: 最速ランドロス抜き

C: 余り

 

自力で出した色テテフ。かわいい。いろっちゃんねるのいろはさんのテテフをほぼそのまま使わせていただきました。

主にムゲンダイナ/ゼクロム/ブラックキュレム+ウーラオス等の構築に選出し、初手に出して上から壁を張って裏につなげ、最後に残った相手を掃除するという戦法を取りました。

選出頻度は最も低かったですが、出したときは結構活躍してくれました。

 

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ヌオー@ゴツゴツメット

性格: 腕白

特性: 天然

技: 地震/冷凍パンチ/自己再生/鈍い

実数値(努力値): 201(244)-105-147(228+)-×-90(38)-55

HB: 意地ザシアンのじゃれつく2耐え

D: 余り

 

ザシアンを最も安定して受けられると考え採用。

たまに当たるゴチルゼルに嵌められたり、ゼクロムフォトンゲイザー/瞑想アシパのネクロズマに負けたり、身代わり持ちにTODされないよう、鈍いで積んで自ら殴ることもできる型にしました。

後半時々いた鉢巻カイリューに対しても、冷凍パンチのおかげで最低限の仕事をすることができました。サンダーへの交代際に1発ぶちかませるのもgood。

事前に鈍いを数回積んでいればウオノラゴンの相手もできるので、ヌオーの対処をウオノラゴンに頼ってるPTに対しては3タテすることも。

このように、想像以上に幅広いポケモンの相手をすることができ、主はヌオーを結構好きになりました。が、急所に弱いので過信は禁物。

 

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ナットレイ@食べ残し

性格: 生意気

特性: 鉄のトゲ

技: パワーウィップ/ジャイロボール/宿木のタネ/ステルスロック

実数値(努力値): 181(252)-114-167(124)-×-168(132)-22(個体値0)

HBD: B<D調整

S: 最遅

 

カイオーガやゼルネアスに対して強く出ることができ、汎用性も高いため採用。

初手ダイマガマゲロゲに対して受け出して、そのままパワーウィップで吹き飛ばした時の快感はすさまじいです。

基本的に有利対面は最初にステロを撒き、2サイクル目以降は弱点をつけるなら積極的に殴りにいきます。カイオーガやゼルネアスに対しては悠長なことはできない(結構潮吹きで突っ込んでくる)ので初手パワーウィップで殴りに行くのが強いと感じました。

結構難しいのがバンギを選出していない時のサンダー対面。熱風が無いことを祈りながらステロを撒いたり宿り木を打ってました。

 

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シャンデラ@イバンの実

性格: 控えめ

特性: すり抜け

技: シャドーボール/大文字/クリアスモッグ/こらえる

実数値(努力値): 167(252)-×-113(20)-195(100+)-114(28)-114(108)

C: H252テッカグヤを「大文字」で確1

S: 準速テッカグヤ抜き

HBD: 余り、B<D調整

 

可愛く神秘的で強い主の相棒。

ラプラスザシアンの並びに強く、壁+ゼルネアスにもすり抜けクリアスモッグで身代わりを貫通しつつ能力リセットができるため採用。

こらえるイバンのおかげで、ステロや撒菱をまかれようと、相手の積むタイミングに合わせて交代して能力リセットができるのが強かったです。

極稀にクリアスモッグ読まれてダイウォールされるので、より確実に能力リセットができネクロズマにも通る黒い霧も選択肢としてはあり。

ラプラスは3ターンのうちのどこかで必ずセンリツを打ってくるので、ダイマターン合わせてダイバーン連打してれば大体勝てます。その後ザシアンの攻撃をこらえるで耐えてイバン大文字でぶっ飛ばしたら仕事は充分。まあ外したり交代されても裏のヌオーがなんとかしてくれます笑

後半はラプラスよりもウーラオスが出てくることが多かったため選出頻度は下がりました。

陰キャカグヤにはめちゃくちゃ強いです。

 

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バンギラス@ラムの実

性格: 意地っ張り

特性: 砂起こし

技: ロックブラスト/噛み砕く/地震/龍の舞

実数値(努力値): 191(124)-176(44+)-131(4)-×-132(92)-112(244)

S: 竜舞1回で最速100族抜き

BD: B<D調整

H: 16n-1でなるべく硬く

A: 余り

 

この環境における万能ポケモン。多分選出率1位。

サンダーやムゲンダイナ対策として採用。アッキサンダーやコスモパワームゲンダイナにTODされたくなかったので竜舞型にしました。2回舞えばザシアンにも勝てます。

毒々や鬼火などで悠長してくる相手に対して竜舞を積んで全抜きするムーブが単純ながら強かったです。食べ残し型と違いHPは有限なのでHP管理は慎重に。

また、不利ポケモンへの交代際に竜舞を積むと、相手が積み技を使わずにダイマックスを切ってくれるので、あえてダイマを切らないことで裏で処理しやすくなる動きも強かったです。

 

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イベルタル@アッキの実

性格: 控えめ

特性: ダークオーラ

技: 悪の波動/デスウイング/挑発/羽休め

実数値: 233(252)-×-132(134)-166-118-135(124)

HB: 陽気ウーラオスの「インファイト」2耐え

S: 最速70族抜き、1ジェットで最速130族抜き

 

まさかのアッキの実。

この構築の要。想像の10倍くらい強かったです。

これだけなら「サンダーでよくね?」と思うかもしれませんが、「挑発」があることによって、ダイマックスしなくてもラッキーやドヒドイデを始めとした大抵の受けポケモンの相手をすることができます。

コンセプトとしては「回復させないよ。俺はするけどな!」です。

普通の特殊珠イベルタルであれば不利気味なホウオウに対しても、回復をさせずに削ることができるため、バンギラスがいない受けループはこいつ1匹で破壊できることも。そのバンギラスに対しても羽休めでTODをしかけることができます。ロクブラ1回くらいなら急所に当たっても大丈夫。挑発で竜舞すらさせません。

また、初手に投げてくるカバルドンラグラージに対して挑発をいれることで、相手の展開を阻止しつつ裏に負担をかけることができます。相手の選出によってはカバルドンに挑発を入れた瞬間降参されることも。

他にも、通常不利なドサイドンに勝てたり、1舞したネクロズマに対面勝てたり、珠エースバーンのダイマを枯らしたり…などなど、活躍の幅は非常に広かったです。

ヌオー対面でウーラオスに交代1点読みダイサンダーを決められても、次のEF込ダイサンダーまで耐えてダイジェットで返り討ちにした時は流石に目を疑いました。そんなに強い?

 

【選出】

ザシアン軸(+ウーラオス、サンダー、ラプラスガマゲロゲ)

ヌオー+テテフ以外から2匹

ヌオーは確定で取り巻きによって初手に投げるポケモンを変えます。

カバやウーラオスがいる時はイベルタル、ウーラオスが不在でラプラスがいる時はシャンデラガマゲロゲがいる時はナットレイから入ります。

ザシアンを倒せばイベルタルかバンギのどちらかが通ることが多かったです。

 

ムゲンダイナ軸(+テッカグヤ、その他受けループ)

バンギラス+イベルタル+@1

9割方ムゲンダイナが初手に出てくるので、バンギラスを合わせます。

裏にエアームドやヌオーがいる場合は地震で様子見し、いない場合は竜舞で全抜きを狙います。

テッカグヤがいる時はシャンデラで焼却処分します。身代わりに合わせて投げれば無償で削ることができます。メテオビーム型はやめて。

 

カイオーガ軸(+サンダー)

ナットレイ+バンギラス+@1

@1の枠はウーラオスの影響でほぼイベルタルでした。

基本的にはナットレイから入りますが、カイオーガが初手に来るとは限らないのであえて初手にバンギをなげることもありました。仮に初手で出てきても雨が消えるのでナットレイを後投げできました。

雨のおかげで熱風のダメージが減るため比較的戦いやすかったです。

 

ゼルネアス軸

シャンデラ+ナットレイ+@1

基本的にはシャンデラでパワフルハーブを無駄遣いさせる動きをしました。

仮に積まれてしまっても、こらえるイバンで能力リセットをし、裏のナットレイで切り返すことができました。

磁力ジバコイルはやめて。

 

ホウオウ軸

イベルタル+バンギラス+@1

大体イベルタルバンギラスだけで試合が終わります。受けループに対してはなるべく交代をしないほうがよかったです。バンギが出てきてもアッキが発動してればTODで勝てます。

どっちが不死鳥なんだか…笑

 

【苦手な構築・ポケモン

ディアルガ

イベルタル+ヌオー+@1

耐久火力共に高く、技範囲も広いため勝てたらラッキー。

あまり先にダイマックスを切るのは得意じゃないですが、この構築に対しては強気にイベルタルのダイアークで攻めに行かないと勝てませんでした。

 

ボルトロス

化身・霊獣どちらもキツイ(特に化身)

ダイマックスを枯らしてヌオーでダイアイスを打つか、交代際にダイアークをぶち当てるかしないと勝てませんでした。チョッキなんて持たれてたらもう無理。初手に出てこられたらそのまま3タテされることも…

 

ヒードラン

上2匹と比べたらまだマシですが、マグマストームの定数ダメージが痛いため、イベルタルでうまく挑発を入れられず逆に挑発されてしまうこともしばしば。早くないやつならバンギの地震でなんとかなったりします。

 

【結果】

最終レート1964 / 285位

 

【最後に】

初めて構築記事を書くので長々と書いてしまい読みづらい点もあるかと思いますが、次シーズンの参考になったら幸いです。

4月から社会人になった関係で最終日潜れずレート2000に届かなかったので、シーズン17はレート2000超え目指したいですね。

とはいえ新生活が始まったばかりでいろいろ忙しいので、まあできる範囲で楽しんでいきたいと思います。

質問はコメント欄や、Twitterでも受け付けてますのでお気軽にお聞きください。

 

それでは、シーズン16お疲れさまでした!

 

 

タラマ

Twitter: @arinomamaSpring